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私は誰…56――サドゥです、と言っちゃう意味

 街のヨガ教室も、マッサージや占いも、続けるためには営業だって大事です。しかし、オリジナルの瞑想体験で指導するとなると、ちょっとばかり厄介です。「その手」の一般的なキャッチコピーって、
「私はスバラシイ体験をした。」
「このスバラシイ教えで皆が救われる?」
「とにかく、みんな自分の望みの幸福を手に入れてハッピーな人生?」
そんな感じ?

 あ、ダメ! なんか痒くなってきちゃった。私は、元々、そーゆー思考停止系の宗教がだいっ嫌いで。
 立派な修行者なら、ほっといても人格を慕って人が集まる筈⁉  という突っ込みが入りそうですね。一理ある。しかし、正しいことをしても正しいことを言っても、理解されないレベルの変人っていうのも、世の中にはけっこう居るわけで…。
 目の前のヒトの言動が分からないっていうのは不愉快です。不愉快なものは、きっと悪いもの。レベルの低いものだろうっていう考え方は、普通だし一般的でしょう。

 ところで根本的に、世間では、というよりもヒトには、悟りも、空も、神様も、理解できなくて当たり前です。(ちゃんと理解出来たら、もう解脱間近?)
 よく分からないけれど、そういう神秘的な世界って、きっと素晴らしいんだろうなって、皆様に理解(誤解?)してもらいたい。そのために、各種聖典や古今の名著があり、お寺や教会があるともいえるのです。
 名声、資格。すなわち、社会的地位による公認! 

 オリジナル瞑想体験は、誰も知らない私だけの秘密。公認というカタチがありません。私は、「不愉快で性格の悪い」アウトサイダーとして生きるしかありませんでした。
 「よく分からないけれど、素晴らしいはず」という見方と、「よく分からないから悪いはず」という見方の間に横たわる、途方もない距離! 

 それが、現在の私の立ち位置です。ため息をついてもしょうがない。
 私は私。
 
2018.8.3帆船みらい1

 ラマナ・マハルシの弟子を自称する、ラマナの熱心な信奉者は、たいてい自称サドゥです。
 自家出家僧、放浪僧と訳される、修行者サドゥ。それで生きていけるなら、貧しくても幸いです。ただし、無資格者の托鉢や寄付集めは、日本では法律違反なので要注意。
 仏教にはお坊さんが居て、キリスト教には神父さん、牧師さん。神社には神職。ムスリムにもユダヤ教にもその種の専門家がちゃんと存在します。ヒンズー教も同じ。認定方法は、それぞれの宗教宗派によって違うけれど、それぞれに決められた修行や手続きが必要とされています。それが世界の常識です。
 サドゥのような、無資格の人間が托鉢するのを認めているのは、インドくらいでしょう。

 二千年以上昔、勝手に家を捨て国を捨てたお釈迦さまは、お坊さんではなくサドゥでした。厳密にいうと、修行するプログラムが有る僧院、というシステムを最初に作ったのが、お釈迦様。だから、それ以前の修行者はみんなみんなサドゥでした。
 もちろん、昔も今も、巫女や預言者、修行者、聖者等々は、世界中に存在していました。しかし、教えと修行を体系化し、その専門家が定住する団体、僧院をキチンと作ったのは、お釈迦様が最初であると伝えられています。
 今も昔も、自分で勝手に出家するサドゥが居る。それが、インドの大切な伝統なのです。偉大な先人達が、サドゥとなって真理を伝えたのだから。

 家出少年となって、聖地アルナーチャラへ勝手に住み着いたラマナも、サドゥでした。

 「死の体験」以後、心が俗世間の人間とは遠く離れてしまった少年は、兄から、勉強もせずに瞑想ばかりしていることを責められ、俗世間にもはや、自分の居場所がないと気付いたと云います。

 私の非常識な言動、仕事について等々を責めたのは誰だっけ? 悪口も、的外れなアドバイスも、たくさんたくさん…。私もまた、心が世間の常識の世界から、遠い遠い所へ離れてしまった場所の住人。普通に就職して仕事して、霊的世界について語らずに暮らしていくのは、とうてい不可能です。――分かってる。
 しかし、日本で生きている私は、サドゥを名乗って生きることができません。資格の為だけに、興味のない勉強をするも、できそうでできません。私じゃない私のフリをして、就職して失敗したように。

 私は、何のために生まれて来たのだっけ? 生きてこの肉体に止まって居る理由とは⁉ 
 誰の助けにもなれないなら、今此処で生きている意味がない。
 私の智慧を誰かの役に立てて、お仕事にする以外に道がないとしたら。

 それにつけても、自分の霊的体験を話すのは、私にはとても難しいことです。超常現象を抜きにしても――
①サマーディ、真我の体験は、深ければ深い程、話すことも表現することも難しくなる。
②そもそも、認識する自己が無くなっている状態で、「誰が何を悟った」と言えるのか。
③結果として、「私は〇〇を悟りました」と明言している世間の自称覚者たちへの、悪口みたい。それもイヤ!
等々考えていたら、なんだかドンドン恥ずかしくなってくるのです。

 既成宗教の批判というか悪口は、お釈迦様もイエス様もやっています。けれど、昔は昔。そこには、数千年の時の隔たりがあります。
 現代の私達には、数千年分の智慧、後知恵のストックがあります。

 最高の智慧を持つ「カミ」が、ヒトの科学者や社会学者や思想家よりも、無知に見える間違いだらけの聖典、教義。それらに基づいた、終わりなき抗争。現代では、宗教や哲学が、世界の良識よりも遅れているように見えるんです。(だから、宗教的発言をするのって恥ずかしい)。
 21世紀は、分離ではなく融合の時代。民族や宗教、性別、障害、LGBT等、お互いの違いを、個性として認め合うべき時代ではありませんか。宗教も個性と考えることは不可能なのでしょうか。
 「群盲ゾウをなでる」という古いことわざ。星の数ほど数多くの聖典も、神の智慧という巨象の、ほんの一部しか表現できてないという例えです。みんな智慧の足りない群盲なのだから、それぞれ違っていても、しょうがない。
 空やサマディーの説明って、物理学で、宇宙の果てに関する説明を聞くような感じ。すべてを語り尽くすことはできないし、語ったところで理解不能。取りあえずは、みんな言葉が少しずつ違っていても、巨象=真我に触れたことが大事です。

 「死の体験で自分が肉体ではないことを知った」というラマナ。
 実のところ、「肉体が自分ではない」という感覚知は、三昧=サマディーでは初歩の段階に過ぎません。そのさらに向こうに、もっと深いサマディー、真我があります。
 とはいえ、ラマナの場合はそれがウリだった⁉……自称弟子たちにとっては、ですが。
 
 その証拠に、ラマナは信奉者たちに、「死の体験を実践しなさい」とは教えていません。ただ、「who am I?」「自分自身が本当は誰なのか知りなさい。」と、繰り返しました。

 私も、自分のやってきた自己流の修行法を、そのまま真似しなさいとは、ヒトに勧ません。
 私は多分、人並み外れて純粋で、人並み外れて集中力があって、自分ひとりでとことん考えるタイプの少女でした。ラマナのように? 思春期だからこその無鉄砲、チカラワザで瞑想できちゃった感じです。
 瞑想の失敗の大部分は、集中力と純粋さの不足といわれています。その詳細は、ややこしくなるのでいずれまた。

 世界は、真理と調和という美しいさざ波にキラキラと揺らめいています。愛と呼んでもいい。
 幸福と愛を思い出す。それは簡単で難しい真理。
 簡単だけど、簡単でないのが、真理を求める道。

 そして幸い。
 
 けれど、ちょっとだけ悲しかったのは、理解されないことによるいじめや嫌がらせや、勝手なお説教etc..
 もっと悲しいのは、お坊さんでもカウンセラーでもないから、助けられる人を助けられないこと。
  「性格の悪い」私のアドバイスなんて要らない? 


2018.5.17矢車2

 ちなみに、インドでは教わらずに、幼くしてサマディーを体験する人をアバター、神の化身と呼びます。普通の人間が修行してなるのが聖者だそうです。ラマナは別名「沈黙の聖者」のはずだけれど、「シヴァの化身」という説も確かに聞きます。インドと日本の文化的差異を、翻訳できてなかった? 
 スピリチュアルの世界では、瞑想の才能の差は、前世までの修行の差である、というのがよく知られた説です。ネットでは、生まれつきの霊能者や宇宙人等々、氾濫しているようだけど? 
 一元論、区別がない境地では、ちっぽけなエゴも、真我も、サマディーの区別も無意味です。聖人たちの区別にも、意味があるとは思えません。

 必要なのはただ、わかりやすい自己紹介、なのでした。

 ラマナやラーマ・クリシュナさんやサイババさんが、一流のアバターなら、私は三流のアバターってところ? あるいは、経歴が似ているから、ラマナ・マハルシの粗悪なコピー。

 そんな感じで締めくくろうと思っていたら、ラマナのお写真からお叱りの声。
 「三流とか粗悪とかいうな!」
 はい、ごめんなさい。
 取りあえず、サドゥっていうセンで。
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テーマ : スピリチュアル
ジャンル : 心と身体

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Who‐kuちゃん

Author:Who‐kuちゃん
20世紀インドの大聖者ラマナ・マハルシ、聖地アルナーチャラとの深い縁を支えに、宗教も哲学も超えて行きます。真の自分をみつけるお手伝いが出来たらいいなあ。
私はわたし。
いつだって幸せ。

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