FC2ブログ
   
04
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
24
25
26
27
28
29
30
   

死の傍らで…古城の物語

2018.3.31浦城杉

 故郷の歴史をを訪ねて、古城の跡の山を訪ね歩きました。

 戦国時代後期、天正の頃、400年以上昔に滅んだ浦城。その跡地は、八郎潟とその向こうの日本海、男鹿半島を見下ろす山の上にありました。
 この地を治めていた戦国大名は、安東(安藤?)氏。当時、湊城(現在の秋田港付近)を本拠地とする湊安東氏と、脇本城(男鹿半島付近)を本拠地とする脇本安東氏に分かれて、激しい相続争いを繰り広げていたそうです。

 浦城の城主、三浦兵庫守盛永は、湊安東氏に味方して戦い敗れました。脇本安東氏の軍勢に取り囲まれた浦城は、多くの兵と共に落城。城主の盛永も、自刃して果てたと伝えられています。
 廃墟となった城は、長い時の流れの果て、ありふれた里山となっていました。勝者の側の方の脇本城も、今は無い。それが、400年という時間の力です。


2018.3.31浦城2

2018.3.31浦城4

 それは、私の遠いご先祖様の物語。血がつながっていると知っている。それだけで、遠い過去のお話が、現実的な色彩を帯びて胸に迫ってくるのって不思議ですね。

 石垣ひとつない山城でしたから、保存会の方々が杭を立てて道を整備してくださらなかったら、跡すら定かでなかったことでしょう。頭が下がります。
 その中で、経文石だけが妙な存在感を放っていました。
 これは、非業の死を遂げた方々の魂を慰めるために、小石にお経を書いて山の上に奉納されたもの。そこだけ、戦国という時代の生々しい匂いが残されている気がしました。
 山の麓には、三浦氏ゆかりの尼が庵を結んで供養していたそうです。今は、碑が残るのみ。

 私は、八郎潟が干拓される前の、琵琶湖に次ぐ広大な湖だった頃の風景を見たことがありません。今ではほとんどが農地になっています。きっと、昔々は城の眼下に満々と水をたたえていたことでしょう。
 見晴らし台では、残存湖とその向こうに広がる日本海と男鹿半島が、登り疲れた私達を優しく迎えてくれました。


2018.3.31浦城1

 案内してくれた叔父は、元先生。ここが本陣、ここが井戸、ここが馬場。平時の生活は麓の館で等々、熱く語ります。確かに、自然の地形ではないと分かるけど、今は杉木立ばかり。
 木立の下では、エンレイソウとキクザキイチゲが見頃。カタクリが未だつぼみだったのが残念でした。

 母がつぶやきました。「うち(母の生家)は三浦氏の元家老で、姻戚だけど、お祖母ちゃんは、脇本のアンドーだよね」。

 そう! 確か、母方の祖母は、脇本生まれで旧姓アンドー。浦城を攻め落とした敵将の末裔。そうじゃないかとは思っていたけれど。

 実のところ、源平合戦の源氏と平家も、関ヶ原合戦の武将たちも、敵味方、姻戚関係だらけです。そういうのって、歴史に詳しい方々には常識かも!? 古くは、縄文系、弥生系の争いでも、敗者は名前を無くしても姻戚を通して生き残っているのが普通です。ネアンデルタール人も、デニソワ人も、多分ね。
 それに比べたら、400年後の私が、敵味方、両方ともご先祖というのは普通かもしれません。


2018.3.31浦城エンレイソウ

2018.3.31浦城カタクリ

 日本海から渡ってくるこの風は、昔も今も同じでしょうか。
 失われたものと残されたものと。ご先祖様は、ここで何を思っていたのでしょう。
 そして、悲しみは癒えたのかしら。

 ここは、ご先祖様たちが命を懸けて戦った因縁の地。
 何のために? 何をかけて? 
 それを、空しいものと評価するのは簡単です。けれど、彼らが一生懸命生きたからこそ、今の私が居るのです。

 ヒトが何のために生まれて生きて、死んでいくのか。それが分かれば!
 父のようにも、母のようにも生きられない悲しみは? (ラマナのように?どうやって?)

 三月の風は、まだ少し冷たい。梅も桜も木蓮も連翹も、同時に咲き誇る爛漫の春は、もう少しだけ先です。


2018.3.31浦城キクザキイチゲ

続きを読む

スポンサーサイト



テーマ : スピリチュアルライフ
ジャンル : 心と身体

プロフィール

Who‐kuちゃん

Author:Who‐kuちゃん
20世紀インドの大聖者ラマナ・マハルシ、聖地アルナーチャラとの深い縁を支えに、宗教も哲学も超えて行きます。真の自分をみつけるお手伝いが出来たらいいなあ。
私はわたし。
いつだって幸せ。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

FC2カウンター

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR