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私は誰…21―病室より

 足を傷めました。一人暮らしで歩けないのは不便だろうと言われ、入院することにしました。急なことなので、病室に持ち込んだ本は手近にあった一冊だけ。
 「シュリーマッド・バーガヴァタム」(日本ヴェーダンタ協会)―日本ではバガヴァット・ギータ等ほど知られていないけれど、ヒンドゥ教の聖典の一つ。ラマナ・マハルシの「Talks.」にも、よく引用されています。

棗金毛彫2
茶道が瞑想的かどうかは分からないけれど、この棗の繊細な金毛彫は、曼荼羅のよう。宇宙のよう。

 神話や祈りの言葉を連ねた古い古い叙事詩の中で、一つの挿話が眼に留まりました。貧しいブラーミンの伝説。
 その男は、友人のクリシュナがお金持ちなので援助を請うようにと、妻から言われました。しかし手土産が「押し米」だけでは、恥ずかしくてなかなか渡せません。気付いたクリシュナはそれを喜んで食べて、替わりに大邸宅をプレゼントしたそうです。

 私は、ある協会の祭壇にお煎餅をお供えた時のことを思い出しました。ラーマクリシュナのお写真の前です。聖者が、些細な手土産を喜んだと本に有ったので。
 その場で瞑想していると突然、祭壇の方から香ばしい匂いが。
「誰かお煎餅食べているの?」
しかしお供えは、二重パックの中…。
「ああ、受取ってくれたんだね」

 貧しいブラーミンの伝説をよく知っていたラーマクリシュナさんの遊び、リーラだったのかもしれません。
 ん? 願い事をすれば良かったのかな。でも、神様って私には現世利益のイメージと繋がらなくて。

 お供えにまつわる不思議っていろいろありそうですね。匂いが祭壇に吸い込まれるとか、お供えする前後で味が変わるとか、よく聞く話かもしれません。ちなみにインドでは、お供えのお下がり(プラサード)を食べると長生きすると言われています。
 
 寝たきりや認知症のお年寄り達が、ヴェルサイユ宮殿の姫君に見え始める頃、私は退院することが出来ました。
 松葉杖を持って。
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テーマ : スピリチュアルライフ
ジャンル : 心と身体

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Who‐kuちゃん

Author:Who‐kuちゃん
20世紀インドの大聖者ラマナ・マハルシ、聖地アルナーチャラとの深い縁を支えに、宗教も哲学も超えて行きます。真の自分をみつけるお手伝いが出来たらいいなあ。
私はわたし。
いつだって幸せ。

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