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私は誰か知りたくて9―生まれる

 今年も、ウサギのhydeちゃんと二人きりの誕生日。今年の欅やモミジや銀杏の色がこんなに透き通って鮮やかなのは、異常気象に耐えたご褒美なのでしょう。

 北国では初雪の舞い始める11月の終わり頃、肌寒い夕刻に私は生まれました。
 2.5キロに満たない、痩せた小さな女の子でした。へその緒が首に巻きついて、予定日よりだいぶ遅くなったのだそうです。

 あなたが生まれた日、人々が笑い世界が泣く。
 あなたが死ぬ時、人々が泣き世界が笑う。

 インドの古い言葉です。日本では死者を「仏さま」と呼び、インドでは「サマディー(三昧)」と呼びます。生まれることそのものが苦しみであると。そして皆、ふと想うのです。人は何のために生まれてきたのかと。

 宗教は肉体を穢れたもの、魂を尊いものと見るもの。インド哲学やヨーガに詳しい人は、肉体は粗雑体、感情系や神経系は微細体、魂や真我は超微細体というような名前を聞いたことがあるはずです。心が上で体が下? 肉欲イコール悪なのか?
 でもこれ、実は見たまんまズバリ! この名前にはモラルによる区別がありません。

 神の世界が譬えようがないほど美しいこと。それをどうやって伝えましょう。
 切なさが千の針となって胸に突き刺さる。最高の景勝地に美女・イケメン、美術品を並べて見せても比べようがなくてただ、涙が止まらない。そんな、それほどの繊細さ。それが微細体の景色です。
 物理学では、物質とエネルギーが同じものであるのが常識。そのようにして、美しい心と美しい形が同じものでることが、見た瞬間に分かるのです。慈しみや愛が、どれほど妙なる光であるものか。

 それでは、植物や動物の命を奪い、膨大なエネルギーを浪費し続けても尚、肉体が存在し続ける意味は何処にあるのでしょう。食べて排泄し、また食べて…。誰の役にも立たない私のこの、肉体の存在意義は??

 突然、ある想いが私に過ります。
 私はまだ、愛の甘さも温かさも、世間からは社会からは感じていない。
 金色の木の葉が、山茶花の花びらが、木漏れ日を縫う風が、シヴァが、星が降るように私に愛をささやいても。
 世界が私を愛しているという。皆、みんな、愛しているという。ヒト以外の皆…。

 独り寝を嫌がって泣いてばかりいた幼い頃。
 ヴィヴェーカナンダばりに、大学教授や宗教団体で無神論をぶつけていた学生時代。

 誰かが傍に居たら、自分の心ではなくその人ばかり見ていたに違いない。
 愛する人に愛されたら、それ以上何一つ望まなかったかもしれない。

 アルナーチャラは遠い。シヴァは愛を証明できたのかしら。
 まあ、何一つ無くたって心の奥はいつも幸福な子どもだもの。この愚かで猥雑で、奪い合うばかりの無知な人の世へ、私から愛を分けてあげるのもよいかもしれません。

 
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テーマ : スピリチュアルライフ
ジャンル : 心と身体

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Who‐kuちゃん

Author:Who‐kuちゃん
20世紀インドの大聖者ラマナ・マハルシ、聖地アルナーチャラとの深い縁を支えに、宗教も哲学も超えて行きます。真の自分をみつけるお手伝いが出来たらいいなあ。
私はわたし。
いつだって幸せ。

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